「書く」に至ったキッカケ

 4月になって急に電車が混みだしたと思ったら、世間では新学期が始まってるんですよね。
 大学1年のオリエンテーションの時に、事務局の方が「4月が一番人の出入りが多い」と言っていました。それを聞いた時はあまりピンと来なかったのですが、すぐにわかりましたよ。5月6月7月と、まぁ見事に人が減っていく(笑)それ以降、卒業の時まで見かけなかったヤツもいたくらいですからね~。
 あと3週間したら、前代未聞の10連休が待っています。海外旅行でも行けたら楽しいだろうなぁと思って、東京―パリ間の旅費を試しに調べてみたら、飛行機代だけでナント50万もする!これだったら、ずらして行きたくなりました(笑)

 先日の記事で「書く」ようになった経緯を書きましたが、今日はそのキッカケについてもう少し掘り下げてみようと思います。

 いくつかの要素はあるのですが、ターニングポイントとしてあげるなら、高校3年の受験で出会った「小論文」と大学生時代の「レポート(論文)」の作成だったと思います。年齢でいうと、17~22歳くらいの時ですね。

 中学の頃から、ずっとミュージシャンになることを夢見て、高3の夏にギターをかついでバークリー音楽院のサマースクールに参加したものの、レベルの違いにビックリして半泣き状態で帰ってきましてね。夏休みの終わりから、大学受験に向けて思いきり舵を切ったのです。
 残された時間は半年しかありませんから、たくさんの科目を勉強する余裕はなかったので、受験科目は少なくせざるを得なかったんですね。絞りに絞って、ようやくたどり着いたのが英語と小論文でした。

 僕は英語科だったので、そこは自信を持っていいぞと担任から言われたものの、小論文というその時初めて聞いたような受験科目をどうするか。困ったボクは、Google先生に聞いたのです・・・と今ならなるんでしょうけど、当時はそんな発想にはならなかったし、今日のように情報が蓄積されていませんでした。

 途方に暮れていた時、たまたま本屋で「小論文対策」のコーナーがあって、いくつか参考書を手に取ってみたんです。それが樋口裕一先生との出会いでした。
 半年という短い期間の中で、添削をしてもらって辛口のコメントをたくさんもらいました(笑)慣れてくると、だんだんと書くのが面白くなってきましてね。それが大きかったと思います。

 もうひとつは、大学の時の「レポート(論文)」の作成です。
 よくありがちなのは、優秀なヤツの文章をコピーさせてもらって転写するか、コピペ(コピー&ペースト)するっていう方法です。試験前やレポートの提出日前になると、コピー機の前が長蛇の列になるという(笑)
 僕は一切それをせずに、自力で文章を書きました。当時は、単に「ずるしないで真面目にやろう」という認識くらいしかなかったのですが、結果的にそれが良かったんだと思いますね。

 お題にたいして、参考文献を読んでまとめて書いてみて消してまた書いて・・・リライトの繰り返し。でも、そうやってるうちに、力がつくんですよね。文章力もそうだし、思考力も。
 大学院の先輩が、「論文を読んだだけじゃダメ。書かないと!」って言っていたけど、ホントそのとおりです。「書く」という行為は、自分の頭の中に渦巻いているモノを吐き出す行為なんですよね。それに伴って思考力がついてきて、自分自身が徐々に進化(深化)していくんだと思います。

 これが僕のバックグラウンドであり、キッカケです。

 人それぞれにバックグラウンドは異なるので、ここで諦める必要は全くありません。安心してください。徐々に書けるようになりますから。あなたが将来、書けるようになったキッカケは、僕の『書き方の教室』に出会ったからだと、そう言ってもらえるように役に立つ知識・情報をアップしていきますよ!

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